ニュース 運輸 作成日:2017年1月5日_記事番号:T00068333
配車アプリ「ウーバー」などによる違法営業への罰則を強化した改正公路法(道路法)が6日から施行される。5日付自由時報が伝えた。
今回の改正で、乗用車でいわゆる「白タク」営業を行った個人には、違反回数によって10万~20万台湾元(約36万~73万円)、「白トラック」による違法な貨物輸送には12万~30万元、「白バス」営業には15万~50万元の罰金をそれぞれ科す。
また、ウーバーなどの法人、組織の違反には初回に罰金100万元以上、2回目に500万元、3回目以降は罰金額が500万元ずつ増額される。その上で、違反6回または半年以内に3回の違反があった場合、最高で2,500万元の罰金が適用される。検挙につながった情報提供への報奨金制度もスタートする。
今回の法改正は事実上ウーバーを狙い撃ちにした性格が強く、ウーバーの広報は「台湾がシェアリング経済で得る利益や台湾がアジアのシリコンバレーになる機会を失わせるものだ」と述べ、今後も台湾市場での営業継続に向け努力し、カーシェアリングに関する法整備に向け、関係当局と協議を進めていると説明した。
昨年12月30日までに中央政府と地方自治体はウーバーに合計で497件の罰金処分を下し、罰金額は7,000万元余りに上っている。また、ウーバーに加入した運転手にも471件、2,200万元の罰金処分が下されており、罰金額は全体で9,200万元に達する。ウーバーは既に6,800万元余りを納付した。
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