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高鉄開業10年、屏東潮州に延伸提案へ


ニュース 運輸 作成日:2017年1月5日_記事番号:T00068334

高鉄開業10年、屏東潮州に延伸提案へ

 台湾高速鉄路(高鉄)は5日、2007年1月の開業から10周年を迎えた。昨年12月上旬までの累計利用者数は延べ4億1,000万人に達し、現在1日当たりの利用者数は延べ15万3,000人に上る。開業以来大きな事故もなく、定時運行率は99.42%に達し、日本の新幹線システムの初の海外輸出例として成功を収めたといえる。5日付自由時報などが報じた。

/date/2017/01/05/13thsr_2.jpg高鉄はかつて「中華民国100年の100大建設」で1位に選ばれたことがある。台湾で最も価値あるインフラと考えられていることを意味する(中央社)

 交通部高速鉄路工程局(高鉄局)の楊正君主任秘書は、近く南部路線の屏東県潮州までの延伸計画を交通部に提案すると表明した。同意が得られれば実現可能性調査(FS)に着手する。高鉄の南部路線は当初から潮州までとすることも想定されたが、中央政府の同意が得られなかったとされる。元高鉄局長で現在中華航空(チャイナエアライン)董事長を務める何煖軒氏は、「軌道もトンネルも準備できている。延伸は南部の交通渋滞問題を緩和し、屏東に多くのビジネスチャンスをもたらす」と賛意を示した。

 高鉄は開業10周年の記念乗車カードセットを1,000セット限定で発売した。「10」の文字をデザインした乗車カードと革製のカード入れ、高鉄旅行ガイドの4点セットで3,200台湾元(約1万1,500円)で、乗車カードは今月18日まで、自由席で任意の区間を2回利用できる。