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中華航空、創立50年で初の組織縮小


ニュース 運輸 作成日:2008年4月17日_記事番号:T00006835

中華航空、創立50年で初の組織縮小


 燃料価格が高騰を続ける中、域内航空最大手、中華航空(チャイナエアライン)が組織再編に取り組む。計画では下半期に台北貨物センターと同社本部の貨物営業処、台北地区処と同社本部の客運処をそれぞれ統合する。17日付工商時報とのインタビューで趙国帥同社董事長が語った。

 趙董事長によると、今回の再編は組織の簡素化による業績向上を目指すもので、人員の削減は行わないという。また、「(中国との)直航便開放を前に航空会社はまず自らの経営体質を改善し、さらに経営効率を高める必要がある」と強調した。

 中華航空は創立以来50年間、内部組織は増え続ける一方で、減少したことはなかった。同日付工商時報は、昨年同社は原油価格高騰の影響から25億台湾元(約84億円)の損失を計上し、今年も原油価格が上昇を続ける中、組織の縮小に手を付けざるを得なくなったと分析している。

 中華航空はまた、中台直航便が毎日運航されるようになれば、台湾~香港線を現在の18便から8便まで減らすという考えも示した。