ニュース 商業・サービス 作成日:2017年1月6日_記事番号:T00068355
改正労働基準法(労基法)による週休2日制実施を受け、百貨店で化粧品などの対面販売を担当する女性従業員は「かえって残業代が減る」と不満を抱く人が多いという。
5日中央社電によると、百貨店で働く女性従業員は「改正労基法は硬直しており、柔軟性がない」と不満を漏らしている。中には「週年慶(創業祭)セール期間の残業代は5万台湾元(約18万円)に達していたが、今後は1万元を受け取るのも難しい」との声も上がっている。
百貨店の化粧品売り場管理職は「カウンター勤務の女性従業員は、法改正以前は勤務時間に柔軟性があり、必ずしも毎日8時間勤務する必要がなかったが、法改正で毎日の通常労働時間が8時間と定められたため、かえって労働時間が長くなり、シフトが組みにくくなった」と指摘。「休暇日数が増えたことに加え、人手は足りなくなる。以前よりも疲れる割に稼ぎは減る。恩恵は全くない」と語った。
百貨店業界では当面、春節(旧正月、2017年は1月28日)や5月の母親節(母の日)商戦で勤務シフトを組みにくい状態に陥るとみられ、長期勤務可能なパートタイマーの採用などで対処する必要が生じそうだ。
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