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11月商業景気信号、5年ぶり「過熱傾向」【図】


ニュース 商業・サービス 作成日:2017年1月6日_記事番号:T00068359

11月商業景気信号、5年ぶり「過熱傾向」【図】

 商業発展研究院(商発院、CDRI)が5日発表した2016年11月の商業・サービス業の景気動向指数「商業服務業景気指標(ISI)」は前月比3ポイント上昇の104ポイントで、景気信号は5年3カ月ぶりに「黄赤(過熱傾向)」を回復した。欧米のクリスマスシーズン、台湾の百貨店の週年慶(創業祭)セール、家電の販促キャンペーン、インターネット通販サイトの「独身の日(光棍節、11月11日)」特売セールなどが貢献した。6日付工商時報が報じた。

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 同指数を構成する3項目は、▽経営状況、99ポイント(前月比2ポイント上昇)▽労働力・賃金、101ポイント(1ポイント上昇)▽証券市場、99ポイント(1ポイント上昇)──と、いずれも上昇した。

 商発院は、クリスマスや年末年始休暇で、旅行や買い物、外食など個人消費は好調だったが、海外の需要減速で昨年12月のISIは103ポイントに低下し、景気信号は「緑(安定)」に戻ると予測した。ただ、17年1月は春節(旧正月、17年は1月28日)に向けて小売業や飲食業の好業績が期待でき、ISIは105ポイントに上昇して、景気信号は再び「黄赤」が灯る見込みだ。

 「一例一休」(法定休日と所定休日を7日間に各1日)方式による週休2日制導入など改正労働基準法(労基法)に関し、商発院の黄兆仁院長は、サービス業が営業時間を縮小すれば、内需が打撃を受ける恐れがあると話した。