ニュース 金融 作成日:2017年1月6日_記事番号:T00068361
金融監督管理委員会(金管会)が5日発表した市中銀行の2016年1~11月税引き前利益は、全体で2,835億9,000万台湾元(約1兆円)で、前年同期比4.6%減だった。金管会は12月の税引き前利益は200億元に達し、16年通年では3,000億元を上回るとの見方を示した。6日付工商時報が報じた。
昨年1~11月の収益悪化要因として金管会は、兆豊国際商業銀行(メガ・インターナショナル・コマーシャル・バンク)が米国で巨額の罰金を支払ったこと、ターゲット・リデンプション・フォワード(TRF)と呼ばれる金融派生商品(デリバティブ)に対する貸倒引当金の積み増し、人民元の対米ドル相場下落による為替差損などを挙げた。
台湾の銀行は中国での収益が悪化しており、16年1~11月税引き前利益は7億3,000万元と前年同期比で71.2%減となった。台湾8行が福斯特紡織に対して行った協調融資(シンジケートローン)が不良債権化するなど、債権不履行が相次いだことが要因だ。
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