ニュース 農林水産 作成日:2017年1月6日_記事番号:T00068363
台北市が台北市第一果菜批発市場(青果卸売市場)の競り場、駐車場、冷蔵庫の使用料を引き上げる方針を示したことに反発し、農産物流通業者である台北農産運銷公司(北農)の労組は、従業員の生計に影響を与えるものだとし、春節(旧正月、2017年は1月28日)前に3日間、競りを中断して抗議することも辞さない構えを見せている。6日付自由時報が伝えた。
台北市万華区にある第一果菜批発市場。ストは何としても避けてほしいところだ(6日=中央社)
市の方針に従えば、北農が支払う使用料は昨年までの7,600万台湾元から3,600万元増の1億1,200万元(約4億円)となり、昨年の北農の純利益の86%を占める計算となる。
実際に春節前に競りが中断すれば、市民にも大きな影響が出かねない。柯文哲台北市長は「ストライキで市民生活に影響を与えるやり方で自治体を脅すべきではない」とし、市の労働局、市場処など関連部局と調整を行うべきだと呼び掛けた。
北農は台北市政府と行政院農業委員会(農委会)がそれぞれ22.76%を出資する公共企業だ。農委会は昨年の民進党への政権交代後、国民党系の勢力から北農の主導権を奪おうとし、人事面での対立などを繰り返してきた。
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