ニュース 電子 作成日:2017年1月9日_記事番号:T00068378
スマートフォン大手、宏達国際電子(HTC)が6日発表した2016年連結売上高は781億6,100万台湾元(約2,860億円)で前年比35.77%減だった。HTCは2011年の4,657億元をピークに減収が続いており、昨年とうとう1,000億元を割り込んだ。7日付工商時報などが報じた。
昨年12月の連結売上高は64億600万元で、前月比16.48%減、前年同月比1.7%減だった。グーグルの新型スマホ「Pixel(ピクセル)」の受託生産で、昨年9月は連結売上高が93億3,200万元に上ったが、早くも従来の水準に戻った。
HTCは昨年スマホ市場の競争激化でシェアを落としたほか、バーチャルリアリティー(VR)システム「HTC Vive」も出荷台数40万~50万台と、まだ売上高に大きく貢献していない。
王雪紅(シェール・ワン)董事長自ら、米ラスベガスで5~8日開催のコンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)に姿を見せた(6日=中央社)
HTCは今年の自社ブランドのスマホ出荷台数は1,000万台足らず、「Pixel」受託生産を合わせて1,000万~1,200万台と予想されている。中国のスマホ大手、華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)はハイエンド機種「P9」だけで出荷台数が1,000万台を超えており、HTCの苦境ぶりは鮮明だ。
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