ニュース 石油・化学 作成日:2017年1月9日_記事番号:T00068382
李長栄化学工業(LCYケミカル、栄化)の李謀偉董事長は7日、川上の基礎的な石化原料の生産能力が不足していることから、台湾での投資重点を製造工程の改善から研究開発(R&D)へとシフトさせる考えを示した。8日付経済日報が伝えた。
栄化は大規模生産する石油化学製品については、海外での生産にシフトする一方、台湾ではデザイナーの発想法を論理化したデザインシンキング(デザイン思考)を取り入れ、新たな商機を探る構えだ。
一例として、発泡ポリプロピレン(EPP)はリサイクル用飲料コップとして開発した独自技術であり、台湾での投資を見込む。ポリプロピレン(PP)は本来発泡化学反応を起こしにくいが、栄化は米オハイオ州立大学と3年にわたる共同開発の結果、発泡PPの開発に成功した。このほか、台湾の中原大学と共同開発した薄膜バイオ処理システム(MBR)など汚水処理技術も有望事業として位置付けている。
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