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ウーバー条項施行、提携運転手が抗議の無料サービス


ニュース 運輸 作成日:2017年1月9日_記事番号:T00068387

ウーバー条項施行、提携運転手が抗議の無料サービス

 配車アプリ「ウーバー」の違法営業に対する厳罰化を目的とした改正公路法(道路法)が施行された6日、交通部公路総局は追加人員を配置して取り締まり態勢を大幅に強化した。ウーバーと提携する運転手は事態を見守る姿勢を示しており、初日の検挙数は8件にとどまったが、7日には同改正法に抗議する全土の提携運転手約800人が、検挙の対象とならない無料での営業を実施。兼業ドライバーに営業の機会を与えるよう政府に要求した。9日付中国時報などが報じた。

 今回の厳罰化により、ウーバーの提携運転手に対する罰則は10万~20万台湾元(約36万~73万円)へ従来の約2倍に引き上げられたため、施行初日は多くの運転手が営業を一時的に取りやめた。しかし、インターネット上などで「ウーバーのタクシーが呼べないが、一般のタクシーも(高くて)利用できない」との声が上っている状況をみた提携運転手の1人が無料サービスの実施を呼びかけ、多くの賛同者が現れた。

 ウーバーの運転手の多くは、給与が少ないことから兼業でドライバーを務めており、いわゆる「白タク」による毎月の報酬は1万~2万元程度だという。

 ただ一方で同日、中国時報の記者がウーバーを利用したところ、実際に無料でサービスを提供する運転手は少なく、情報提供に対する報奨金目的の客による通報を免れるため、領収書を発行しないことを求めるケースが多かったという。