ノートパソコン受託生産大手、仁宝電脳工業（コンパル・エレクトロニクス）が９日発表した2016年連結売上高は7,668億1,100万台湾元（約２兆7,700億円）で、前年比9.5％減少した。ノートＰＣ出荷台数は3,555万台で11％減だった。10日付蘋果日報などが報じた。
コンパルの昨年12月連結売上高は716億6,900万元で、前月比1.2％増、前年同月比13.8%減だった。ノートＰＣ出荷台数は350万台で前月比３％増だった。ビジネス向けの買い替えのほか、ゲーム用、２ｉｎ１など消費者向けの高価格ノートＰＣがけん引した。
コンパルは、モバイル端末、テレビ、サーバーなどノートＰＣ以外の売上高構成比が３割以上に達しており、今年も拡大してノートＰＣ需要低迷による打撃を緩和すると説明した。
一方、緯創資通（ウィストロン）の16年連結売上高は6,594億2,000万元で、前年比5.8％増だった。昨年12月は697億9,800万元で前月比5.8%減、前年同月比19.67％増だった。ノートＰＣ出荷台数は190万台で前月並みだった。
英業達（インベンテック）の16年連結売上高は4,284億9,200万元で、前年比8.4％増だった。ノートＰＣ出荷台数は1,820万台で1.2%増だった。昨年12月は384億4,800万元で、前月比2.13％増、前年同月比0.26%減だった。ノートＰＣ出荷台数は175万台で前月比３％増えた。
