ニュース 石油・化学 作成日:2017年1月10日_記事番号:T00068406
台塑集団(台湾プラスチックグループ)主要4社が9日発表した2016年連結純利益は前年比46.8%増の2,076億9,200万台湾元(約7,500億円)で、過去2番目の高水準だった。原油価格上昇による石化製品の利ざや拡大が主因だ。昨年の連結売上高は1兆3,200億元で、前年比8.9%減だった。10日付経済日報などが報じた。
主要4社の16年純利益は▽台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス、台塑)、392億5,800万元(前年比27.1%増)▽南亜塑膠工業(南亜プラスチックス、南亜プラ)、488億800万元(36.6%増)▽台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー、台化)、438億8,100万元(59.1%増)▽台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル、台塑化)、757億4,500万元(60.1%増)──と、軒並み増加した。
台プラグループは、春節ボーナス(年終奨金)は上限の6カ月を支給すると発表した。昨年に続き2年連続だ。
今後の見通しについて、台塑の林健男董事長は、米国のトランプ次期政権が法人税減税を実施すれば、台塑美国(FPC USA)に有利と指摘した。南亜プラの呉嘉昭董事長は、中国の東部でエチレングリコール(EG)の在庫水準が低下している上、中東のEGプラントが保守点検に入るため、相場上昇が見込めると予測した。
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