今夏、家庭用ゲーム機をめぐる商戦が激しさを増す見通しだ。任天堂が「Ｗｉｉ」を６月までに発売する予定で、「Xbox360」を販売する台湾マイクロソフトと、プレイステーション３（ＰＳ３）を販売するソニー・コンピュータエンタテインメント（ＳＣＥ）が迎え撃つ構図だ。各社とも値下げやサービス強化にしのぎを削るとみられ、消費者の期待も膨らんでいる。
台湾市場では昨年、Xbox360とＰＳ３が相次いで発売された。17日付工商時報によると、任天堂も今年、アジア攻略を課題に掲げており、今週韓国でＷｉｉを発売するのに続き、香港、中国本土、台湾などに続々進出する構えだ。
任天堂は台湾でのＷｉｉ発売に向け、博優に続き、展碁国際（ウェブリンク・インターナショナル）と代理店契約を結び、準備を進めている。業界関係者によると、Ｗｉｉは６月末までに発売される見通しで、任天堂は中国語ウェブサイトによるサポートを開始する。
