ニュース 電子 作成日:2017年1月16日_記事番号:T00068513
半導体パッケージング・テスティング(封止・検査)大手、力成科技(パワーテック・テクノロジー、PTI)は13日、中国の国有半導体大手、紫光集団からの25%出資受け入れ計画を断念すると発表した。14日付経済日報が報じた。
紫光集団は2015年10月30日にパワーテックに194億台湾元(約700億円)を出資すると発表し、パワーテックは今月14日の出資覚書の期限までの出資受け入れ完成を目指していた。しかし、紫光集団が同時期に半導体封止・検査大手の矽品精密工業(SPIL)と南茂科技(チップモス・テクノロジーズ)への出資も発表したことから、中国の紅色供給網(レッドサプライチェーン)に台湾がのみ込まれるとの懸念が高まり、出資計画に対して台湾政府からの認可が下りなかった。
チップモスは昨年11月末に紫光集団からの出資受け入れ断念を発表後、中国の孫会社、宏茂微電子(上海)の54.98%株式を紫光集団などに譲渡し、これにより得た資金で宏茂の増資を実施する迂回(うかい)的な手法で紫光集団と提携する方針を明らかにしたが、パワーテックは「あらゆる可能性を排除しないが、現時点では具体的な計画はない」とコメントした。
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