ニュース その他分野 作成日:2017年1月16日_記事番号:T00068526
蔡英文総統は14日、中南米の友好国の歴訪を終え、帰台する総統専用機の中でメディア関係者と懇談した。その際、改正労働基準法(労基法)で導入され議論を呼んでいる週休2日制(一例一休)について記者から「われわれは心から一例一休を必要としている」との発言があり、これに対し蔡総統が「それは私ではなく、社長に言うべきだ。台湾の労働者は企業と交渉せず、すぐ政府に抗議するが、あなた方は自立し、強くならなければならない」と回答。一連の会話は冗談交じりに交わされたものだが、これがメディアで報じられると、国民党政策委員会の蔡正元執行長などから「責任逃れだ」といった批判を受けた。15日付聯合報などが報じた。
蔡総統は機上、気軽な姿勢で記者の質問に応じた(14日=中央社)
また蔡総統の発言に批判の声が上がったことを受けて、総統府は緊急声明を発表。労基法の改正は労働者の労働時間短縮を目的としたもので、施行後、企業側からさまざまな意見が上がっているが、これは同法の改正が実質的に有効であることを示していると強調し、蔡総統の発言について改正法の規定の下、労働者は企業側に権利を主張する正当な権利があると伝える意図があったと釈明した。
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