ニュース 商業・サービス 作成日:2017年1月17日_記事番号:T00068552
内政部移民署の統計によると、昨年1~11月に健康診断や美容医療など医療観光(メディカルツーリズム)を目的に訪台した中国人旅行者は延べ2万6,087人となり、前年の5万8,000人からほぼ半減したもようだ。政権交代後の中台関係の冷え込みが主因で、今年は改善の見通しが立たない中、2万人を割り込むとの予測が出ている。17日付中国時報が報じた。
新光呉火獅紀念医院(新光医院)の洪子仁副院長は、健康診断や美容医療が目的で台湾を訪れる中国人は自由旅行が開放されていない中規模都市の市民が中心となっているため、政治的な雰囲気に影響を受けやすいと指摘した。
一方、行政院衛生福利部・国際医療管理工作小組(小委員会)の呉明彦執行長は、中国人客は減ったが、ベトナム、インドネシア、マレーシアなど東南アジアから治療を受けに台湾を訪れる人数は重症患者を中心に増えていると説明。その上で「健康診断や美容医療は入り口にすぎず、病気治療が王道」と語り、がん治療や外科手術など世界的なレベルにある台湾の医療技術を生かして中国以外の地域からの患者を呼び込み、国際医療の中心地としての地位を確立すべきとの考えを示した。
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