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義聯集団、ステンレス投資を燁輝に集中


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2017年1月18日_記事番号:T00068570

義聯集団、ステンレス投資を燁輝に集中

 義聯集団(Eユナイテッド・グループ)傘下の燁輝企業(YP)は17日、グループ企業の燁聯鋼鉄(YUSCOステンレス・スチール)が保有する国錩投資の株式を4億7,900万台湾元(約17億円)で取得することを董事会で決議した。これにより燁輝の国錩に対する出資比率は54%から99%に拡大する。燁輝と国錩はともに義聯集団傘下の持ち株会社で、主な投資先はステンレス大手のYUSCOと唐栄鉄工廠となっている。今回の燁輝による国錩株取得により、同グループはステンレス事業への投資を燁輝に集中させることになる。18日付経済日報が報じた。

 燁輝は昨年通年の1株当たり純利益(EPS)が1.5元と過去10年で最高を記録したとみられ、義聯集団にとって重要な収益源となっている。その燁輝にステンレス事業への投資を集中させることは、同事業の将来性を義聯集団が好感していることを意味すると経済日報は指摘した。

 なお義聯集団は唐栄に対する出資比率も44%に上っているが、業界からは、YUSCOと唐栄が合併してこそ台湾ステンレス産業の国際競争力を高めることができ、台湾経済の発展に有利に働くとの見方が出ている。