ニュース その他製造 作成日:2017年1月19日_記事番号:T00068606
17日に桃園市中壢区の工場が大規模火災に見舞われた老舗タイヤメーカー、泰豊輪胎(フェデラル)は18日、製品、半製品、設備などの被害総額が約5億台湾元(約18億円)に上るとの試算を発表した。また、設備は全て火災保険をかけており、現在保険会社と補償額を協議中だと説明した。19日付工商時報が報じた。
約3分の1が焼け落ちた工場は、住宅地に隣り合って立地している(18日=中央社)
中壢工場の月間生産額は約3億元減少し、月間平均売上高が4億2,000万であることから減収幅は7割に上る見込み。同社は観音区の新工場が第2四半期末から第3四半期初めにかけて稼働する見通しだが、それまでの約半年間は生産が大幅に縮小する。
桃園市は、工場火災によって周辺のマンションの壁がすすで汚れるなど被害が広範囲に広がったことを受けて、賠償請求対策室の設置を決めた。近隣住民や店舗によるフェデラルへの賠償請求を支援するほか、「公害糾紛処理法」に基づき、公共施設の清掃費用なども同社に請求していく構えだ。
鄭文燦桃園市長は、中壢工場が住宅エリアから近く二次災害の恐れもあることから、火災被害の調査完了後、フェデラルに工場移転を求める考えを示した。
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