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ウーバーがタクシーと提携、交通部は否定的


ニュース 運輸 作成日:2017年1月19日_記事番号:T00068613

ウーバーがタクシーと提携、交通部は否定的

 配車アプリ「Uber(ウーバー)」は19日、タクシー運転手の労働組合である中華民国計程車駕駛員工会全国聯合会と提携し、2月の春節(旧正月、2017年は1月28日)連休明けより台北エリアで「UberTAXI」サービスを始めると発表した。従来のサービスに加えて、アプリを通じて正規のタクシーを呼べるようにするもので、運賃は現行のタクシー料金と同じとする。蘋果日報電子版などが同日報じた。

/date/2017/01/19/13uber_2.jpgウーバーにとっては苦肉の策のようだが、従来のサービスを残したままでは問題は解決されない(19日=中央社)

 ウーバーは同サービスに対する厳罰化を目的とした改正公路法(道路法)が今月施行された後、13日までの最初の1週間で累計罰金額が11億5,600万台湾元(約42億円)に達し、苦境に追い込まれていた。このため、合法タクシー業者と手を組むことで行政側の理解を求めたとみられる。

 ただ交通部は、「ウーバーがタクシーの派遣を計画しても、タクシーサービス業としての合法的な登記が必要であることに変わりはない」と否定的な姿勢を示した。その上で、ウーバーが今後も自家用車をサービスに使うのであれば依然違法であり、合法業者と提携したからといって見逃されることないとして、引き続き取り締まりに力を入れる考えを表明した。