ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

18%優遇預金の6年後撤廃、年金改革案に盛り込む


ニュース その他分野 作成日:2017年1月19日_記事番号:T00068614

18%優遇預金の6年後撤廃、年金改革案に盛り込む

 国家年金改革委員会の召集人を務める陳建仁副総統は18日、年金改革国是会議が22日に開かれるのに先立ち、同委としての年金改革案を明らかにした。19日付自由時報が伝えた。

 最も注目される軍人・公務員・教員(軍公教)に対する利率年18%の優遇預金については、2年ごとに利率を9%、6%、3%へと段階的に引き下げ、6年後に優遇を撤廃するとした。

 このほか、▽所得代替率を60%に引き下げる▽65歳への定年延長──などを盛り込んだ。ただ、調整は段階的に進めるものとし、定年は毎年1歳ずつ引き上げ、所得代替率はひとまず75%まで引き下げた上で、年1回段階的に引き下げるとした。

 陳副総統は「年金改革案は国是会議で議論され、結論は年金改革に向けた法改正の根拠になる。国是会議終了後に法案作りに着手する」と説明した。勤労者については労働部、公務員については考試院、教員については教育部がそれぞれ改正案を策定し、閣議で調整の上、立法院に法案を提出する運びとなる。早ければ7月までに立法院での関連法案成立を目指す。