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サムスンがシャープに賠償請求、パネル供給停止で


ニュース 電子 作成日:2017年1月23日_記事番号:T00068655

サムスンがシャープに賠償請求、パネル供給停止で

 韓国・聯合ニュースが20日伝えたところによると、サムスン電子が、鴻海精密工業傘下のシャープなどが液晶パネルの供給を中止したことで損失を受けたとして、4億2,900万米ドルの賠償を求めて国際商業会議所(ICC)に仲裁を申請したもようだ。23日付蘋果日報などが報じた。

 シャープが製造したテレビ用パネルをサムスンに供給していた黒田電気(本社・大阪市淀川区・細川浩一社長)は19日、サムスンより同社を含む3社に対し損賠賠償の申し立てが行われたと発表。残り2社の社名は明らかにしていないが、鴻海精密工業の郭台銘(テリー・ゴウ)董事長は昨年末、シャープからサムスンへのパネル供給を今年から全面停止すると表明していた。

 サムスンに対する強い対抗心からシャープの買収を決めたとされる郭董事長は、今回の申し立てについて22日、「われわれは供給を拒否したわけではなく値上げを行った」と説明した上で「取引は黒田電気を通じて行われており、サムスンが訴えたいなら、同社を訴えるべき」と強調した。一方で「シャープによるパネル供給が止まったことをサムスンが問題にしているということは、シャープのパネル品質が世界一だということを意味する」と語った。