ニュース その他分野 作成日:2017年1月23日_記事番号:T00068669
経済部統計処が20日発表した2016年の輸出受注総額は前年比1.6%減の4,445億4,000万米ドルで、初めて2年連続の前年割れとなった。林麗貞処長は、世界経済の回復、モバイル端末の新製品発売で、昨年8月に輸出受注総額はプラス成長を取り戻したが、景気低迷でスマートフォン、ノートパソコン、タブレット端末の需要が減少し、マイナス成長が続いた同年1~7月の減少分を補い切れなかったと説明した。21日付工商時報が報じた。
製品別の16年輸出受注額は、▽IT(情報技術)製品、1,335億米ドル(前年比0.2%増)▽電子製品、1,186億5,000万米ドル(2.6%増)▽ベースメタル、235億9,000万米ドル(2.3%減)▽液晶パネルなど精密機器、227億2,000万米ドル(15.9%減)▽機械、203億3,000万米ドル(1.5%減)▽プラスチック・ゴム製品、197億4,000万米ドル(4.1%減)▽化学品、190億6,000万米ドル(4.9%減)──だった。
林処長は今年の見通しとして、米国のトランプ大統領就任後の世界の経済・貿易動向が、台湾の輸出受注を大きく左右する可能性があると指摘。ただ、原油価格が再び下落に転じない限り、通年でプラス成長を回復できるとの見方を示した。
中国向けは6カ月連続成長
昨年12月の輸出受注総額は前月比5.5%減、前年同月比6.3%増の412億4,000万米ドルだった。国・地域別で中国(香港含む)向けは前年同月比11.2%増の101億7,000万米ドルで、6カ月連続のプラス成長となった。林処長は、電子製品、IT製品が特に好調で、精密機器も昨年から徐々に回復してきているとして、中国向けは成長が続くとの見通しを示した。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722