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高鉄向け融資金利引き下げ、5月に債権行が協議


ニュース 運輸 作成日:2008年4月18日_記事番号:T00006867

高鉄向け融資金利引き下げ、5月に債権行が協議

 
 台湾高速鉄路(高鉄)に対する融資金利引き下げ問題で、債権銀行団が5月初めに会合を開き、債務の再編問題などについて話し合いを予定している。18日付工商時報が伝えた。

 兆豊銀は、▽高鉄のすべての銀行団融資を再編▽担保が融資残高に占める割合を計算し、新たな債権管理銀行を選出する▽金利は償還期後半に向け上昇する逓増式を採用する──などの方向性を固めた。

 債務再編の範囲は、政府基金、郵便貯金、銀行の自己資金によ第1シンジケートローン(3,100億台湾元、約1兆500億円)のほか、新たに、リーマンブラザーズと富邦金控による第2シンジケートローン(655億元)も対象に含めることとし、全体で3,700億元規模となる見通しだ。

 また、兆豊銀、台湾銀、合作金庫銀の自己資金による融資分で、金利が最も高く設定されている394億元の貸付金利を8%から4.5%前後に引き下げる方向で検討している。兆豊銀は受け入れの意向だが、各行の同意を得る必要がある。