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茂迪董事長、太陽電池産業のバブルに警鐘


ニュース その他製造 作成日:2008年4月18日_記事番号:T00006876

茂迪董事長、太陽電池産業のバブルに警鐘

 
 太陽電池大手、茂迪科技(モーテック・インダストリーズ)の左元淮董事長は17日、太陽電池産業の中期見通しについて、3年後にシリコンウエハーの需給バランスが取れれば、価格の大幅が見込まれ、激しい価格競争が起きると予測。その上で、「2000年のネットバブル崩壊のような業界再編が太陽電池業界でも起きる」と警告した。18日付蘋果日報が伝えた。
 
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 左董事長はまた、「2010年以降に太陽電池による発電コストが火力発電と並んだ段階で、太陽電池産業は10倍の速度で伸び始め、液晶パネル産業を抜き去る」と予測した。

 このほか、生産過程でのエネルギー消費が大きいことから、太陽電池が環境にやさしいかどうか疑問視する声があることについて、左董事長は「寿命は25~30年に達し、環境保護への貢献は疑うべくもない」と反論した。

 一方、同日付電子時報によると、左董事長は今年の太陽電池業界について、多結晶シリコン工場の資金調達に問題が生じ、順調に量産が進むか危ぶまれていると指摘した。