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パネル市場、Q3は需給逼迫


ニュース 電子 作成日:2008年4月18日_記事番号:T00006882

パネル市場、Q3は需給逼迫


 ディスプレイサーチは、消費者のテレビ購入意欲が第1四半期は低調だったため、第2四半期はテレビ向けパネルの需要低下が起きるという予測を示した。しかし、IT(情報技術)製品向けのパネルは既に供給不足となっており、パネル市場は第3四半期に需給が逼迫(ひっぱく)し、その後新たな生産能力増加が予定されていないことから、第4四半期に需給バランスは均衡に向かうとの見方を示した。ただ、来年は新たな生産ラインが大量に稼働するため、供給過剰となるとの懸念があるとした。18日付工商時報が報じた。

 友達光電(AUO)の彭双浪副総経理によると、現在川下顧客の在庫水位は正常な状態にあるが、世界経済の先行きが不透明な中、慎重な姿勢になっているという。下半期のパネル需要に大きな影響を与えるとされる5月の市場状況については、北京五輪に備え需要の高まりが予想されるほか、一部のブランドでシェア拡大を目指し新型テレビの投入も予定されており、売り上げが良ければ購入機運は急速に回復するとみている。