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エイサーと故宮博物院、電子書籍のVR体験で提携


ニュース 電子 作成日:2017年2月9日_記事番号:T00068844

エイサーと故宮博物院、電子書籍のVR体験で提携

 宏碁(エイサー)は8日、国立故宮博物院が所蔵する絵画作品の『絵苑璚瑤:清明上河図』と『神筆丹青:郎世寧来華300年』の電子書籍を、バーチャルリアリティー(VR)システムで体験するサービスを同日開幕した台北国際書展(台北インターナショナル・ブック・エキシビション)で公開した。9日付工商時報が報じた。

 『絵苑璚瑤:清明上河図』は清明節でにぎわう中国北宋の首都「汴京」の街や市民の生活を描いた絵画集で、『神筆丹青:郎世寧来華300年』はイタリア出身のジュゼッペ・カスティリオーネが中国の雍正・乾隆期(1723~1795年)に花々、鳥類や動物などを描いた絵画作品。エイサーは、作品の世界をVRで体験する同サービスを年内に台湾以外でも提供する計画を明らかにした。

 エイサーは昨年、故宮博物院からライセンスを授権し、同院刊行物100タイトルの電子書籍をインターネット上で販売。これまでに3,000冊以上売れた。今年もさらに100タイトルの電子書籍化を計画している。

 エイサー創業者の施振栄(スタン・シー)氏は、VRはまだ発展の初期段階にあり、より良いVR体験を提供するためにはコンテンツが最も重要と指摘。このため、1年で400万~500万人が訪れ、多くの作品を所蔵する故宮博物院との提携を決めたと説明した。