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「台湾にTHAAD売却検討」、台湾退役軍人が投稿


ニュース 政治 作成日:2017年2月15日_記事番号:T00068959

「台湾にTHAAD売却検討」、台湾退役軍人が投稿

 香港で発行される時事週刊誌「亜洲週刊」最新号は、米国が台湾に高高度防衛ミサイル(THAAD)の売却を検討しているとの台湾軍元幹部の投稿を掲載した。15日付聯合報が伝えた。

 投稿者は台湾海軍の軍艦「新江」艦長を歴任した退役軍人の呂礼詩氏で、「軍事関係者は米軍が台湾へのTHAAD売却を計画しており、米国は台湾住民の恐怖心を利用し、軍事供与で台湾を抱き込み、東アジアに北大西洋条約機構(NATO)の小型版を形成しようとしている」との内容だ。

 呂氏はTHAADが配備された場合、中国の江西省、福建省、広東省のミサイル部隊から発射された弾道ミサイルが標的になるとの見方を示した。また、中国南部のミサイル部隊がグアム島に向けミサイルを発射した場合、台湾の中部から北部の上空を通過するため、迎撃できる可能性があると指摘した。

 THAADは敵の弾道ミサイルが大気圏に再突入する段階で従来のパトリオットPAC-3よりも高精度で迎撃するために開発された。東アジアでは韓国が昨年7月、北朝鮮の弾道ミサイルに対処するため、米軍による韓国南部へのTHAAD配備に同意し、中国が激しく反発している。