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長栄の傭船契約、サブプラ影響で断念


ニュース 運輸 作成日:2008年4月21日_記事番号:T00006896

長栄の傭船契約、サブプラ影響で断念

 
 長栄海運(エバーグリーン・マリン)は、米サブプライム問題の余波で欧米の金融機関からの資金供給が滞ったため、ギリシャの船会社ニキからのコンテナ貨物船傭船(ようせん)計画を断念したもようだ。ニキが韓国の造船会社へのコンテナ貨物船の発注を取り消したためとされる。21日付工商時報が伝えた。
  
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 長栄海運は当初、ニキから1万2400TEU(20フィート標準コンテナ換算)のコンテナ貨物船8隻を長期で賃借する傭船契約を結ぶ予定だった。同社が別の傭船契約先を探すか、貨物船の導入計画自体を断念するかは現時点では不透明だ。

 長栄海運はまた、このほど中国福建省泉州市政府との合弁造船所への投資計画を白紙化した。35万トンを超える大型船建造ドックの建設を2011年までに建設する予定だったが、資金調達が順調に進まず計画断念を迫られたもようだ。