ニュース 運輸 作成日:2017年2月21日_記事番号:T00069091
今月13日に33人が死亡する観光バス横転事故が起き、観光バスの安全性に対する懸念がにわかに高まったことを受け、交通部は運転手の長時間運転を避けるため、運転手2人の交代制を導入するようバス業界に求めていく方針を固めた。今月末の228和平紀念日(28日)連休から実施する予定だ。21日付聯合報が伝えた。
交通部の王国材政務次長(次官)が明らかにした対策によると、交通部は今後、台湾域内内旅行の行程を全面的にチェックし、運転が終日に及ぶケースや運転距離が長いケースでは運転手2人の交代制を導入した上で、運転手の交代時間を明示することを求める方針だ。
交通部観光局の張錫聡副局長は「まずは日帰りツアー100パターンを精査する。通常2~3日かかるコースを1日で回るようなツアーは高リスク群だ」と述べた。
バス業界も対応に苦慮しそうだ。ただでさえ運転手不足が深刻で、運転手2人を乗務させることが難しいためだ。観光バス団体、高雄市遊覧車客運商業同業公会の楊福泰理事長は「終日ツアーで運転手の交代を求めても運転手を確保できない。政策は一方的に発表するのではなく、補完措置が必要だ」と述べた。
定期観光バス路線にも影響が出ている。中部のバス会社、豊原客運は武陵農場への桜見物バスの運行を中止。交通部公路総局も阿里山花祭り期間の台北、台中、高雄からの直行バスの運行を取りやめることを決めた。
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