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中華とエバー、国際線を再値上げ


ニュース 運輸 作成日:2008年4月22日_記事番号:T00006928

中華とエバー、国際線を再値上げ

 
 原油価格の高騰に伴う航空燃料価格の上昇を受けて、中華航空(チャイナエアライン)と長栄航空(エバー航空)が米国行きビジネスクラスを中心に相次いでチケットの販売価格を引き上げている。
 
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 中華航空は4月1日より、米国・カナダ路線のビジネスクラス料金を18%引き上げた。ハワイ路線は15%だ。値上げは今年3回目で、既に東京路線は14%、香港路線は約10%上昇している。

 長栄航空も5月1日より、ビジネスクラスのチケット販売価格を引き上げる。引き上げ幅は米国西部で7%~11%、米国東部で5~9%となる。

 中華航空によると、昨年1年の原油の平均価格は1バレル=74米ドルだが、今年第1四半期は98米ドルへと上昇。原油価格が1米ドル上昇するごとに年間6億台湾元(約20億4,000万円)の支出増となる計算だが、米ドル下落の要素を加味し、原油価格が昨年から26米ドル上昇するという想定で、137億8,000万元の支出増を見込んでいる。

 今回のチケット販売価格引き上げにより、搭乗率は1~2%減少するものの、対象路線の実質売上高は約1割の増加を見込んでいる。