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高脂血症治療薬、偽物製造で2人逮捕


ニュース 医薬 作成日:2017年3月6日_記事番号:T00069284

高脂血症治療薬、偽物製造で2人逮捕

 高脂血症治療薬「ロスバスタチン」の偽物を製造、流通させたとして、捜査当局は5日、容疑者の男2人を逮捕した。中時電子報が6日報じた。

 調べによると、容疑者らはロスバスタチンよりも安価な同種の治療薬「リピトール」を1箱100台湾元(約370円)余りで仕入れ、それをロスバスタチンとして包装して直し、約470元で薬局に卸して、利益を上げていた。容疑者2人のうち1人は勾留され、1人は保釈が認められた。

 問題の偽薬は生産時期が昨年10月で、出荷番号が「MV503」となっているという。衛生福利部食品薬物管理署(TFDA)は現在、流通先の追跡を進めており、薬局には販売中止を求めた。

 これに関連し、台北市政府衛生局は、出荷番号「MV560」「MR266」「MX127」の商品についても偽造品の疑いがあるとして、販売を差し止める措置を取った。

 ロスバスタチンは高脂血症治療薬としては処方量が最も多く、昨年の健保給付額は23億元に上った。