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作成日：2008年4月22日_記事番号：T00006938
達信科技、フィリップスのディスク特許獲得
達信科技（ダクソン・テクノロジー）はこのほど、オランダのフィリップスが保有する光ディスクの特許使用権を獲得した。台湾の大手ディスク業者でフィリップスと特許権使用契約を結んだのは初めて。22日付電子時報が伝えた。
台湾のディスク業界はフィリップスとの特許権契約が昨年下期で相次いで期限切れを迎えたことから再契約交渉を続けているが、特許使用料をめぐり交渉は難航している。しかし、達信科技が契約を結んだことで、業界各社も相次いで契約を迫られる可能性が高まった。
達信科技が獲得したのはＣＤ－ＲとＣＤ－ＲＷに関する特許権使用の長期契約で、フィリップスの担当者は「台湾のディスクメーカーが知的財産権を尊重することを楽観視している。他のメーカーにも合法的な特許権契約に加わるよう呼び掛けたい」と述べた。
これに関連し、米国際貿易委員会（ＩＴＣ）は昨年２月、フィリップスの申し立てを受け、米国に輸出されるＣＤ－Ｒ、ＣＤ－ＲＷが税関での強制検査の対象になっており、台湾メーカーにとっては同社と特許権契約を早期に結ばざるを得ない圧力となっていた。
