今年の新車市場が予想を下回る中、裕隆日産汽車などが販促キャンペーンを前倒しで実施している。10日付工商時報が報じた。
マーチの「寵愛版」は、女性をターゲットに、キーレスエントリーなどの装備を充実させつつ価格を引き下げた（裕隆日産リリースより）
裕隆日産は４月30日まで、マーチの特別仕様車、台湾生産の「寵愛版」を53万9,000台湾元（約200万円）と３万9,000元引きで販売する。40万元までのゼロ金利ローンや走行距離無制限の保証期間を８年に延長、新車買い替えの５万元引きなどのキャンペーンも行っている。
中華汽車工業（チャイナ・モーター、ＣＭＣ）は、三菱自動車の台湾生産ＳＵＶ「アウトランダー」か自社ブランド「ジンガー」の購入で１万2,600元相当のキャンプセットを、台湾生産「コルトプラス」購入で５万元相当の電動自転車をプレゼントするキャンペーンを実施中だ。
このほかスバル台湾は、人気の輸入ＳＵＶ（スポーツ多目的車）「フォレスター」の2017年モデルを99万8,000元からと、100万元以下に設定した。台湾生産の同クラス車に値下げで対抗する。
