ニュース その他製造 作成日:2017年3月10日_記事番号:T00069397
紡織業界で川上メーカーの業績が回復してきた。ナイロンチップの力鵬企業の2月売上高は15億5,000万台湾元(約57億円)で前年同月比77.4%増加した。同業の集盛実業は13億6,000万元で67.8%増加した。一方、アパレル受託生産の聚陽実業(マカロット・インダストリアル)は16億2,000万元で8.6%減少、儒鴻企業(エクラット・テキスタイル)は14億3,000万元で21.3%減少しており、川下メーカーは依然、業績不振が続いている。10日付蘋果日報が報じた。
紡織業界は昨年、北米のクリスマスシーズンの需要が予想を下回るとして、アパレルブランドが同年第1四半期から発注を大幅に削減し、川上から川下まで影響を受けた。中でもエクラットの16年売上高は前年比3.9%減の245億3,000万元となり、6年続いた売上高の過去最高更新がストップした。
ただ、アパレルブランドは高水準の在庫が解消されてきており、受託メーカーに昨年を上回る発注額を提示している。これをきっかけにまず川上メーカーから業績が回復してきているようだ。
力鵬企業の主管は、現在の受注状況から判断して3月は生産分を全て販売できる見込みで、出荷量と売上高は2月を上回ると予想した。
一方、エクラットは、第1四半期の売上高は前年同期比で横ばいか小幅な減収となるが、第2四半期は回復傾向が強まるとの見通しを示した。
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