ニュース 金融 作成日:2017年3月14日_記事番号:T00069457
金融監督管理委員会(金管会)の統計によると、昨年第4四半期は台湾の金融持ち株会社の投資先上位10地域のうち8地域で業績が赤字となり、海外市場全体でも393億台湾元(約1,500億円)の赤字だったことが分かった。特に中国での赤字は175億元(香港を含むと209億元)で最大となり、前期の3倍以上に達した。14日付蘋果日報が報じた。
台湾系の保険会社は中国株に多額の投資を行っていたが、昨年下半期に人民元が急落し、為替差損が生じたことなどで、投資収益に影響が出たとみられる。
一方、米国の景気回復を受け、金融持ち株会社は昨年第4四半期に対米投資を2,841億4,000万元増やし、リスク・エクスポージャーは地域別で最高の3兆9,700億元に達した。対照的に収益は債券価格の値下がりによる評価損計上で142億元にまで縮小した。
中国へのリスク・エクスポージャーは減少傾向で、本土だけで2兆3,000億元、香港を加えても3兆700億元となり、前期に比べ332億1,000万元減少した。
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