ニュース 電子 作成日:2017年3月15日_記事番号:T00069469
15日付電子時報が業界関係者の話を基に伝えたところによると、これまで約9割のスマートフォンで台湾のIC設計大手、聯発科技(メディアテック)のチップを採用してきた中国のスマホブランド、魅族科技(メイズ)が、今年第3四半期よりクアルコムのチップを採用するとの観測が出ている。昨年下半期、広東欧珀移動通信(OPPO)や維沃移動通信(vivo)といった中国のスマホブランドもメディアテックへの発注比率を引き下げており、メディアテックの出荷にさらに影響を与えそうだ。
メディアテックの次世代ハイエンドチップ「Helio X30」の出荷に遅延が生じていること、および同チップの価格がクアルコムの「スナップドラゴン835」に対し明確な競争力がないことなどから、昨年下半期よりメディアテックへの発注量が削減されたとの観測が相次いでいる。
さらに魅族科技は昨年末、クアルコムとの間で続いていた特許紛争において、クアルコムにライセンス料を支払うことで合意しており、今年第3四半期より同社からのチップ調達量を大幅に増やすとみられる。これによりメディアテックは600万個以上の受注を失うと予想される。
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