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台湾の17年大型液晶パネル出荷、韓国抜いて首位へ=IHS【図】


ニュース 電子 作成日:2017年3月15日_記事番号:T00069472

台湾の17年大型液晶パネル出荷、韓国抜いて首位へ=IHS【図】

 市場調査会社IHSマークイットの統計によると、2017年の大型液晶パネル世界市場での台湾の出荷シェアは34.9%に伸び、韓国の31.3%を抜いて初めて首位に立つ見通しだ。韓国メーカーがアクティブマトリックス式有機EL(AMOLED)への移行を進めていることが要因だ。15日付工商時報が報じた。

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 統計によると、韓国メーカーは特にノートパソコン用液晶パネルの出荷枚数を減らすとみられ、17年はサムスン電子が300万枚と前年の約4分の1に、LGディスプレイ(LGD)は3,200万枚と前年から800万枚減少する見込みだ。

 一方、台湾の液晶パネル大手2社の群創光電(イノラックス)と友達光電(AUO)の17年のノート用パネルの出荷枚数はいずれも約3,700万枚と昨年水準を維持する。

 また、生産拡大を進める中国メーカーの17年出荷シェアは30%と前年比3.6ポイント上昇する見通しだ。今年、京東方科技集団(BOEテクノロジーグループ)が第8.5世代、恵科(HKC)が第8.6世代工場の稼働を計画しているほか、来年にはBOEが第10.5世代工場を稼働させるため、18年出荷シェアは中国が台湾を抜いて首位に躍り出る可能性もある。