ニュース その他分野 作成日:2017年3月15日_記事番号:T00069485
今年1月に中国に輸入され、安全基準を満たさないとして「不合格」となった食品および化粧品のうち、台湾から輸入された商品が約43%に上ったことが明らかとなった。台湾商品を締め出すことで「一つの中国」を受け入れない蔡英文政権に対し、中国政府が経済面で圧力をかけているとの見方が強まっている。15日付自由時報が報じた。
支局長は「われわれ(中台)は兄弟だが、原則は原則だ」と強調した(14日=中央社)
これについて中国・国家品質監督検験検疫総局の支樹平局長は14日、▽台湾の食品は輸入量は少ないが件数が多い▽台湾と中国の間で安全基準に違いがある▽台湾の食品管理に欠陥がある──と理由を説明した。
その上で「台湾からの輸入商品に特別厳しい基準を課しているわけではない」としつつ、(台湾で政権が交代した)昨年5月20日以降、台湾が「一つの中国の原則を堅持しつつ、中台が異なる解釈を取る」とした「1992年の共通認識(92共識)」を認めていないことにより、中台間の協力に多くの支障が出ている」と指摘。従来のようにコミュニケーションが取れなくなったことから、台湾の企業や市民が中国の国家基準の改訂について理解していないことが問題を生んでいると強調した。
なお昨年通年の統計でも、中国で不合格となった輸入食品、化粧品のうち台湾商品の占める比率は23.7%と比較的高水準となった。
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