ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

花嫁は同性愛者、初夜のカミングアウトに新郎仰天


ニュース 社会 作成日:2017年3月15日_記事番号:T00069489

花嫁は同性愛者、初夜のカミングアウトに新郎仰天

 昨年、お見合いを通じて結婚することになったある男性が無事、披露宴を終え、初夜を迎えることになったが、新婦は夫と床に入ることを拒否。さらに自分は同性愛者だとカミングアウトした上で家を飛び出してしまった。その後も男性は結婚生活を続けようと妻の説得を続けたが実らず、結局、結婚詐欺で裁判所に訴える事態となった。

 新竹に住む会社員の男性(38)は、結婚を望む両親に急かされる形で昨年1月に同じく会社員の女性(35)とお見合いをすることになった。女性側の家族も早く結婚させたいとの思いが強かったようで、2人はお見合いから1カ月もたたないうちに式を挙げることが決まった。

 しかし実はこの女性は同性愛者で、長年交際するパートナーが存在していた。彼女の両親も自分の娘が同性愛者だと知っていたが、これを受け入れられず、強く反対。女性は親を安心させるために、見合い結婚に同意したのだった。

 とはいえ、結婚相手を欺いていることが心苦しくなり、結婚初夜に「私は女性が好きです。ごめんなさい、どうしようもないんです」と告白した。男性は驚いたものの、もう式を挙げてしまったこともあり、このまま結婚生活を続けてほしいと説得したが、新婦は婚姻届の提出を拒否して家を飛び出した。

 これに腹を立てた男性は、結納金やプレゼントした装飾品、披露宴や結婚写真、新居のリフォームにかかった費用など合わせて70万台湾元、および結婚が破談になったことで知人から好奇の目で見られる精神的苦痛に対する慰謝料として50万元を求めて女性を裁判所に訴えた。

 裁判で女性は「最初からだますつもりはなかった」と語ったが、裁判官は「婚姻届の提出を拒否したことや男性に送った謝罪の手紙などから、当初から結婚生活を続ける意思はなかった」と判断し、男性に慰謝料10万元を含む計50万元を支払うよう命じる判決を下した。

 同性愛者支援団体関係者は、「親は子の選択を尊重し、受け入れるべきで、メンツや伝統を理由に結婚を強いれば、問題を深刻化させるだけだ」と指摘している。