ニュース 電子 作成日:2017年3月16日_記事番号:T00069494
鴻海科技集団(フォックスコン)傘下の液晶パネル大手、群創光電(イノラックス)は15日の董事会で、きょう16日付で蕭志弘・執行副総経理を総経理兼営運長に昇格させる人事を決定した。16日付工商時報が報じた。
蕭総経理は台湾初の液晶パネルメーカー、聯友光電(ユニパック・オプトエレクトロニクス)に入社して以来、光電産業に23年間携わってきた。2001年に達碁科技(エイサー・ディスプレイ・テクノロジー)が聯友光電を合併して友達光電(AUO)が誕生した後、AUOの薄膜トランジスタ(TFT)第1工場長を務めた。イノラックスには会社設立間近の02年に加入し、これまで経営管理処長、液晶ディスプレイ(LCD)モジュール製造事業協理などを歴任してきた。
蕭総経理はここ数年、イノラックスの生産自動化に注力し、生産性とコスト競争力を大幅に改善させた。今後はシステム統合での経験を生かし、生産の重点を半製品の液晶セル(オープンセル)から完成品を含めた製品全体に広げるのが任務だ。
なお今回の人事では、王志超董事長兼執行長は留任となった。鴻海は王董事長を堺ディスプレイプロダクト(SDP)が中国・広州市で着工した第10.5世代パネル工場の関連業務に異動させるとの市場観測が出ており、その場合、蕭総経理が暫定的に新董事長を兼任するか、鴻海が別の人物を派遣するとされている。
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