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南部横貫公路、路線バス廃止に


ニュース 社会 作成日:2008年4月23日_記事番号:T00006950

南部横貫公路、路線バス廃止に


 台東市から高雄県桃源郷の観光地、天池を結ぶ国光客運の路線バスが赤字のため22日をもって運行を終了した。同路線は南部横貫公路の唯一の路線バスだったため、同日は別れを惜しむ三十数人の旅行客が全土から集まり、同地の最後のバス旅行を楽しんだ。

 同路線は40年以上にわたって運営されてきた。30年近く長距離バスの運転手を務めた林宝成さんによると、かつてバス旅行がブームだった1980年代は、台東だけで100人以上の運転手がおり、駅務員やバスガイド、修理工を合わせれば数百人の活気を誇ったという。当時の南部横貫公路は大きな石が転がるなど路面の状況が悪く、現在あるトンネルも多くがまだ開通しておらず、「命がけで崖の上の細い道を走ったものだ」と振り返る。

 現在は、マイカーが中心となり、バス路線は廃れてしまった。南部横貫公路への観光は、今後はマイカーか観光バスの利用となる。