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台南の台鉄地下化工事で起工式、22年の完成目指す


ニュース 運輸 作成日:2017年3月16日_記事番号:T00069507

台南の台鉄地下化工事で起工式、22年の完成目指す

 台湾鉄路(台鉄)が台南市中心部で進める鉄道地下化計画の起工式が15日行われた。全長8.23キロメートルで2022年の完成を目指す。鉄道地下化により同市の東西間の交通が改善する他、踏切がなくなることによって交通事故減少が見込める。総工費は293億6,000万台湾元(約1,090億円)。16日付自由時報が報じた。

/date/2017/03/16/13taitie_2.jpg賀陳旦交通部長(左)は、台南市の台鉄地下化工事は、距離は他都市よりも短いものの効果は非常に大きいと語った(15日=中央社)

 頼清徳台南市長は、地下化工事は市民が20年余り待ち望んできたもので、起工式は歴史的な一歩だと述べた。また移転を迫られる住民による反対運動に対し、既に地権者の8割が同意しているとした上で、反対住民には移転先の建築物で容積率を引き上げる優遇措置をとるなど、今後も交渉を継続していくと述べた。

 交通部鉄路改建工程局(鉄工局)は、今年4月にも北区、東区で公聴会を開き、年内に用地の100%取得を目指すと見通しを示した。