ニュース 電子 作成日:2017年3月17日_記事番号:T00069525
宏碁(エイサー)の陳俊聖(ジェイソン・チェン)執行長は16日、同社サプライヤーを集めて開催したパーティーで、「今年のパソコン産業は全体として現状維持」との見方を示した上で、ゲーミング(ゲーム用)PCおよびグーグルのクロームOS(基本ソフト)を搭載したノートPC「クロームブック」に注力することで、PC出荷台数の2桁成長を目指すと表明した。17日付経済日報が報じた。
陳執行長(右)は、サプライヤーと一丸となって、より安くより良い製品を提供するとコメントした(16日=中央社)
ドバイおよび欧州への出張から帰台したばかりの陳執行長は、初めて訪れたドバイでは30万台湾元(約110万円)の最高級ゲーミングPC「Predator(プレデター)21 X」を発売したが、店舗に人があふれ、2日で10台が売れたと語った。
また欧州ではある教育機関から「エイサーのクロームブックの供給が追い付いておらず、顧客から入荷を催促する声が相次いでいる」と不満を訴えるメールを受け取ったと明らかにした。
なお昨年末以降、液晶パネル、DRAM、フラッシュメモリーなどPCの重要部品に供給不足や値上げが進み、エイサーがPCの販売価格を引き上げるとの観測が出ている。これについて陳執行長は「新製品発売時に適度にコストを反映させる可能性はある」と語った。
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