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基隆の協和発電所、故障で黒煙


ニュース 公益 作成日:2017年3月17日_記事番号:T00069540

基隆の協和発電所、故障で黒煙

 台湾電力(TPC)の協和火力発電所(基隆市)で16日、4号機が故障で不完全燃焼を起こし、黒煙が上がるトラブルがあった。17日付聯合報が伝えた。

/date/2017/03/17/15fire_2.jpg黒煙が発生したのは、わずか5分間だったという(16日=中央社)

 原因は送風機の制御システムが異常を起こしたことだという。同発電所の李崇賓所長は「稼働開始から40年以上がたち、設備が老朽化している。煙や粉じんに毒性はない」と説明した。

 発電所によると、送風機の制御システムは正常な使用期限内だったが、品質不良またはその他原因で故障を起こしたとみられる。17日にもメーカー関係者が検査、修理を行い、事故原因を特定。18日にも4号機の稼働を再開する。

 協和火力発電所は現在、台湾で唯一石油燃料だけを使用する火力発電所で、1~4号機の合計出力は2ギガワット(GW)。最近は原子力発電所の稼働率低下を受け、夏場にはフル稼働状態だった。