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中台関係、「新たな力比べの始まり」=海協会副会長


ニュース 政治 作成日:2017年3月17日_記事番号:T00069544

中台関係、「新たな力比べの始まり」=海協会副会長

 中国の対台湾窓口機関、海峡両岸関係協会(海協会)の孫亜夫副会長はこのほど、中国紙・南方都市報のインタビューに対し、現在の中台関係について、「『一つの中国』の原則に対する堅持と『台湾独立』の企ての動きによる、新たな力比べが始まった」との認識を示した。

 孫副会長は「力比べに対し、大陸(中国)は完全に自信と能力があり、勝利するだけの条件を備えている。力比べに打ち勝ちながら平和的統一を継続的に目指す」と表明した。

 孫副会長は李克強首相が政府活動報告で中台関係に触れた部分に言及しながら、「両岸(中台)同胞は共に民族の大義を背負っており、祖国の平和統一への道のりをたゆまずに進めると述べた点は注目される。現在の情勢でそう発言したことは、我々が祖国の平和統一を目指す大方針に変わりはないことを示している」と指摘した。

 孫副会長の発言について、台湾行政院大陸委員会(陸委会)の邱垂正報道官は「両岸関係は勝ち負けを決める力比べであってはならず、互いの利益を目指すウインウインで、両岸人民の最大の福祉を目指すものだ」と批判した。