ニュース 電子 作成日:2017年3月20日_記事番号:T00069549
米半導体大手、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)が台湾のIC設計大手、聯発科技(メディアテック)などに特許権を侵害されたとして米国際貿易委員会(ITC)に提訴していた問題で、ITCは18日、調査を行うと発表した。19日付工商時報が報じた。
AMDは今年2月、メディアテックと米国のシグマデザインズのグラフィックチップ(GPU)が同社の特許3件を侵害していると主張し、米国への輸入と米国での販売禁止を求めてメディアテック、シグマデザインズ、および製品に両社のGPUを採用する韓国のLGエレクトロニクスとビジオ(VIZIO)の計4社をITCに提訴していた。中でも米通信キャリアのベライゾン・ワイヤレスとスプリントが販売しているLGの中低価格スマートフォン「スタイロ 2 V」と「Xパワー」を調査要求の対象としており、両機種はメディアテックの「Helio P10」を搭載している。
同調査がITCの「100日パイロットプログラム」に適合した場合、約3カ月で調査の暫定結果が出る見通しで、メディアテックの経営に影響しそうだ。一方、適合しなかった場合、暫定結果が出るのはLGの同スマホ2機種の販売が終了する来年以降となる見通しで、メディアテックが敗訴しても同社への影響はないとみられる。
GPSソリューション発表
一方、メディアテックは自動車・工業用の高精度な全地球測位システム(GPS)ソリューション「MT3303」を発表した。既に車載向けICの規格「AEC-Q100」の認証を申請しており、今月末までに承認され、第2四半期から出荷を開始する見通しだ。
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