ニュース 金融 作成日:2017年3月20日_記事番号:T00069562
中国信託商業銀行(CTBCバンク、中信銀)の陳佳文総経理は19日、大卒就職説明会で、「国泰、富邦など他行が米国から撤退する中、どのように展開を強化するか考えている」と述べ、米国事業を強化する考えを示した。20日付経済日報が伝えた。
中信銀は現在、米国に支店1カ所と別途、現地法人が支店11カ所を展開している。
陳総経理は「米国市場は成熟しているが、金利マージンが3ポイントある。それに比べ、台湾では平均1.4~1.5ポイントだ」と米国市場を有望視する理由を説明した。このほか、テロ対策による金融機関の監督強化に対応できつつある点、台湾を含むアジア各国は輸出主導で、最終製品が米国に輸出されている点も理由に挙げた。
一方、陳総経理は「低賃金は台湾が抱える大きな問題の一つだ」とし、海外の金融機関との間で大きな賃金格差がある現実を認めた。その上で、台湾積体電路製造(TSMC)の例を挙げ、「TSMCは台湾の若者に良質な就業機会と好待遇を提供し、同時に台湾の国力を強めている」と指摘し、経営規模の拡大とともに台湾の若者に好待遇を提供できる機会も増えるとした。
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