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基隆~南港にトラムトレイン、22年開業目指す


ニュース 運輸 作成日:2017年3月20日_記事番号:T00069564

基隆~南港にトラムトレイン、22年開業目指す

 蔡英文総統は17日、基隆~南港間に高規格トラムトレインを敷設すると発表した。投資額81億3,000万台湾元(約300億円)で、拡大する基隆から台北市内への交通需要に対応する。18日付中国時報などが報じた。

/date/2017/03/20/13tramtrain_2.jpgトラムトレインには最高で時速100キロで走行できるものもある(17日=中央社)

 トラムトレインは一般の鉄道レールも走行できる高規格路面電車で、近年欧州で敷設が進んでいる。基隆~南港トラムトレインは、基隆~七堵間は台湾鉄路(台鉄)のレールを使用し、基隆から三坑、八堵、七堵、百福、五堵、汐止、汐科までの各駅は台鉄と共用する。汐科からは地下鉄化し、南港展覧館前に専用の新駅を設けて台北都市交通システム(MRT)板南線、文湖線と接続する。列車を10分間に1本運行させる計画で、大幅に利便性を高める。蔡総統は「基隆にとって過去30年で最大のインフラ建設だ」と意義を強調した。

 同計画に対し、台鉄の列車増発によって輸送量緩和を図るべきではないかとの批判も出たが、基隆市選出の蔡適応立法委員(民進党)は「台鉄は輸送力はピークに達しており、これ以上の増発は困難だ」と説明した。