ニュース 運輸 作成日:2017年3月20日_記事番号:T00069566
17日午後6時ごろ、桃園機場捷運(桃園空港MRT)の坑口駅付近で信号機システムのトラブルが発生し、全線で最大25分間遅延した。遅延は終電まで続いた。3月2日の正式開通以来、初の大幅遅延となった。19日付自由時報が報じた。
桃園空港MRTは、信号機システムの電波が微弱になり自動での高速走行ができなくなったため、信号機を手動に切り替えて安全のため速度を落として走行させたことが遅延につながったと説明した。桃園空港MRTの信号システムは安全係数を高く設定してあり、PM2.5(微小粒子状物質)や霧、軌道上の鉄くずなどに敏感に反応するという。夜間にシステムの復旧作業を行い、翌18日は始発から正常運転を回復した。
桃園空港MRTは、昨年の試験走行中にも信号機システムの問題により急ブレーキが作動するトラブルが起きていた。運営会社の桃園大衆捷運(桃園メトロ)の劉坤億董事長は、信号機トラブルの低減に向け、現在交通部と軌道清掃車両の購入について交渉中だと説明した。
運賃に納得できない、住民がデモ
桃園空港MRTの体育大学駅周辺住民は17日、同MRTの運賃に納得できないとしてデモを行った。住民たちは、体育大学駅~台北駅間の直通運賃が80台湾元(約300円)である一方、途中下車して再度乗車した場合は70元で不合理だとして運賃引き下げを求めた。
これに対し桃園メトロは、同価格設定は社会の期待に応えるため生活圏内の乗車券を安くした結果と説明した上で、定期券など割安な乗車券もあるとして価格設定に問題はないとの考えを示した。
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