ニュース 電子 作成日:2017年3月21日_記事番号:T00069579
電子製品受託生産大手、緯創資通(ウィストロン)の林憲銘董事長は20日、今年は▽サーバー▽パソコン周辺機器▽スマート型デバイス──の3大事業が軒並み成長するとの見通しを示した。サーバーとPC周辺機器の出荷台数は前年比1割増加し、スマート型デバイスの売上高構成比は昨年の16%から20%に高まるとの予想だ。21日付工商時報が報じた。
林董事長はPC事業について、ノートPCの出荷台数は前年比横ばいか小幅成長、デスクトップPCは小幅成長が期待できるとした。ただ第1四半期は非需要期の影響でノートPCの出荷台数が前期比15~20%減少するとの予想だ。
ウィストロンの2016年連結売上高は6,599億800万台湾元(約2兆4,000億円)、純利益は29億6,100万元、粗利益率は4.8%といずれも前年を上回った。林董事長は、今年の粗利益率も4~5%となる見通しだが、PC以外の製品の売上構成比を高め、来年から20年の粗利益率を5~6%に高めたいと話した。
ウィストロンはここ半年で工場拡張を進めており、アップルのスマートフォン次世代機種「iPhone8」を受注したためとみられているが、林董事長はノーコメントとした。ただ、同社は今年の設備投資4億米ドルを計画しており、うち1億米ドルを維持費に充てるほか、残り3億米ドルの9割を主に中国の華東、華南地区の工場での設備購入に充てる方針だ。
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